六右衛門庵で蕎麦を食べた話
2023/11/07
「六右衛門庵」という小さな蕎麦の庵を朝日連峰に連なる山辺町大厳に開きました。
棚田が広がる大歳の里は、私どもの遠い祖先、稲村方右衛門が江戸時代に紅花商人として活躍した舞台でもあります。手づくりの蕎麦を賞味しながら、いにしえの人と文化、そして未来を語り合う場、にと願っています。
申すまでもなく、「六右衛門庵」はふつうの蕎麦屋ではありません。はなはだ身勝手ながら、注文分の蕎麦だけを打つ、完全予約制とさせていただいております。
そんな私どもが開いたこだわりの庵にぜひお越しください。春夏秋冬、山里の素晴らしい景色が、皆様を温かくお包みするでしょう。
そんな訳で、先日初めて六右衛門庵にお邪魔しました。
正確に言うと、人数合わせの為に近所の方に誘われたのです。
一日一組限定で12月1日に翌年の予約を取り、予約がある土日しか営業しないと言うめちゃくちゃプレミアムな食事会のようだったので、ちゃっかりモノの私は「ング」即答。
それが6月中旬の事です。
一ヶ月前、前日とリマインドLINEをしっかり送っていただいたので忘れることはありませんでしたが、そんな先の予約ってドキドキですよね。もはや未来ですよね。
うねうねと「ここ本当に山辺!?」と不安になりながら山道を進むと・・・
そこはまるで日本昔ばなしの景色が広がっていました。
私が一番乗りでしたが、しばらく誰も来ないのでドッキリだと勘繰ってしまいます。
この時点で私は誘ってくれた人の他に誰が来るとか、何人来るとか何も知りません。
無事10分後に一台の車でやって来た御一行様。
お一人だけ私が一方的に知っているラーメン屋グループの社長さんでしたが、他のメンバーは奇跡的に面識のある方ばかりでした。
2,000円のコースなので、前菜からどんどん出てきます。
見て下さい!このみずみずしさ!
新蕎麦と言う事で、皆さん悲鳴にも似た歓声をあげていました。
ここまで雰囲気が良いと、梨ひとつ取っても各々の考察が始まります。
「柔らかいのと硬いの一個ずつだ・・・こだわりが凄い。」
(え・・・俺はどちらも柔らかく感じる・・・よ?)
女将さん「ん!?適当だよ??」
ズコーーーー!!
このように雰囲気はとても重要なのだと大変勉強になりました。
井戸水で淹れた珈琲はユタカフェブレンドとはまた違う甘さを感じました。
貴重な体験をさせていただきありがとうございました!
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